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長寿大国ともいわれる日本。
働く世代の方が老後のお金について考えたとき、助けとなるのが退職金や公的年金です。
■近年、退職金は減少傾向
厚労省の調査によると、退職金は年々減り続けています。
【 大卒者 退職金平均額の推移 】
平成15年 2,499万円
平成20年 2,323万円
平成25年 1,941万円
平成30年 1,788万円
※出典:厚生労働省「就労条件総合調査」
同調査(令和5年度)によると、
74.9%の企業が「退職金制度あり」と回答しています。
定年退職までまだ時間がある、という方も
お勤めの企業が退職金制度を設けているか、
制度がある場合、定年を迎えた際に受け取ることができる退職金はどのくらいなのか、
在職中も定期的に見直しておいた方が良いでしょう。
■年金受給までの無収入期間
年金は、原則として65歳からの支給ですが、
企業で採用されている定年は「60歳」であるところが多く、
年金受給までのあいだに収入の空白期間が生まれる場合があります。
セカンドライフをどのように過ごしたいかによって
貯蓄を活用するか働いて収入を得るかなど選択肢は様々ですが、
定年を迎える前に検討しておくことで、お金の心配を減らすことに繋がります。
■セカンドライフに向けたお金の工夫として考えられる選択肢
1.再雇用や再就職、パートタイムで収入を得る
ー自らの労働で収入を得られる安心感や、
社会参加していると感じられることが精神的安定に繋がります。
また、職を失った際に失業給付を受けられる心強さも。
2.年金の繰上げ、繰下げ支給を検討する
ー例えば公的年金は、原則として65歳から受取ることができますが、
支給開始時期の変更も可能です。
・60歳以降に繰上げて受給
※繰上げ期間に応じて年金額は減額します。
・66歳以降に受取るよう繰下げて受給
※繰下げ時期に応じて年金額は増額します。
3.在職中に、確定拠出年金やNISAなどで老後を見据えた資産形成をする。
■収支のバランスがカギ
お金の工夫として、収入を増やす選択肢をご紹介しましたが、
支出とのバランスも大切です。
必要な支出を見極めることで、安定した収支に繋げることができます。
老後に必要なお金はどのくらいか、
いつから準備したらいいのかを判断することは難しいですが
まずは今の生活費を洗い出してみると、
ご自身のお金の使い方・価値観が見えてきたり、
家計を整理する気づきがあるかもしれませんね。
<ご参考までに>
金融広報中央委員会「知るぽると」:お金という観点から考える60歳以降の人生設計
お金という観点から考える60歳以降の人生設計|知るぽると
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日本年金機構:年金の繰上げ・繰下げ受給
政府広報オンライン:資産カテゴリー
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