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段階的に行われてきた【短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用拡大】について、2024年10月からさらに加入対象者が広がります。
今回の改正ではどのように変わるのか・対象となるための条件などを具体的にお伝えします!
短時間労働者とは、パートタイムやアルバイトなど、フルタイムで働いていない人のことを指します。
2016年から、短時間労働者が健康保険や厚生年金保険に加入するための条件は段階的に緩和されており、今回も条件が更に緩和されます。
■何が変わるの?
これまで:厚生年金保険の従業員数が101人以上いる企業等で働いていることが条件
2024年10月から:厚生年金保険の従業員数が51人以上いる企業等で働いていることが条件
■加入するための4つの条件
従来からの下記の条件は引き続き満たす必要があります。
・週の労働時間が20時間以上であること
・月の賃金が8.8万円以上であること
・2ヶ月を超える雇用の見込みがあること
・学生でないこと
短時間労働者も健康保険や厚生年金保険に加入することで、健康保険の手当金が充実するほか、将来の年金受給額の増加が見込めます。
一方で、保険料負担が増える分手取りの給与が減少する可能性があったり、
「週20時間の勤務」を下回らないよう時間管理・調整をする必要があったりと、短時間労働者も健康保険や厚生年金保険に加入できるようになることで様々な変化が考えられます。
これらのポイントを踏まえて、勤務時間などの働き方を調整する必要があるかなど、改めて勤務先の人事担当者や社会保険労務士に相談しておくと安心ですね。
<ご参考までに>
厚生労働省、日本年金機構:社会保険適用拡大ガイドブック
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2021/0219.files/jyuugyouin_guidebook.pdf
日本年金機構:短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用拡大のご案内
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2021/0219.html
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