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日本円と米ドルなど、異なる通貨同士の
交換取引を「外国為替取引」と呼びます。
今回は、私たちの生活にも関わりのある
「円安」「円高」について、
改めて基本事項を確認しましょう。
■円高、円安とは?
「円高」とは他の通貨と比較して、日本円の価値が上がっていること。
一般的には、米ドルやユーロなどの
他の通貨より、日本円がほしい人が多い状態です。
逆に「円安」は他の通貨と比較して、日本円の価値が下がっていること。
【円高の例】
「1ドル=100円」から「1ドル=50円」となった場合
1本1ドルのジュースを買うのに
100円かかっていたものが
50円で買えるようになります。
・日本に住んでいる人が海外旅行に行くとき
・海外から日本へ輸入をするとき
などに有利だと言われ、一般的には
「海外のモノ・サービスを日本の人が安く買える」状況です。
【円安の例】
「1ドル=100円」から「1ドル=200円」となった場合
先ほどと同じ例ですと、
同じジュースを買うのに200円必要となります。
・海外に住んでいる人に日本旅行してもらいやすい
・海外の企業が日本製品を輸入しやすい
つまり、「日本のモノ・サービスを買ってもらいやすい」状況です。
同時に、原材料やエネルギーを
日本が輸入する際には、
日本円が多く必要になる傾向にあります。
■円高、円安と判断する基準は?
「円高」「円安」と判断する基準というのは、
実は存在していません。
そのため、直近3か月の平均と比較して
判断することが多いようです。
また、海外と取引を行う企業は、
社内で基準となる値を定めているため、その値から判断します。
変動要因が多数ある為替相場は複雑で、
プロでも予測が難しいと言われますので
先を読むことはできないかもしれませんが、
「円安だとどのようなことが起きるのか」など、
私たちの生活と照らし合わせて
確認してみるといいかもしれないですね。
<ご参考までに>
日本銀行 円高、円安とは何ですか?